現在、「映像」「動画」「ビデオ」の3つが混在して使われています。
この違い、お分かりでしょうか?
この3つの違いは、歴史的な観点から見てみるのが一番なのです。
一番古いのが「映像」です。
これは「映画」の後に誕生したテレビから生まれた言葉です。「テレビ映像」です。
フィルムが「映画」であり、ビデオが「映像」でした(テレビも初期はフィルムですが)。
そこに放送とは別に記録媒体として「ビデオ」が生まれます。
ビデオは家庭にも一気に普及して、「映像」=「ビデオ」と呼ぶようになりました。(ちなみに、官公庁では現在でも「映像」と呼ばずに「ビデオ」と呼ぶケースが多く見られます)
テレビの誕生と共に同時並行で生まれたのが、「アニメーション」です。止まっていた漫画やイラストが動き出しました。これを「動画」と呼んで、カメラを通した実写と差別化を図ったのです。そして、インターネットの普及と共に、サイトやYouTubeなどの新しいメディアで使われるのも「動画」です。「動画」は、アニメーションに限らず、ネット上の映像を総称して「動画」と呼ばれるようになりました。
分かりやすくまとめますと、
  「映像」 = 放送を含む、実写を中心とした総称。
  「動画」 = ネットを中心とした映像。アニメーションを含む。
  「ビデオ」= 放送ではなく、記録された映像。近年は使われなくなっている。
一般に、「動画」は手軽で安価で、「映像」は動画よりも本格的で高額であることが、業界の通例になっています。
映像制作センターは、企業が望むあらゆる映像を制作しますので、「動画制作センター」とは呼ばずに、現在の企業名を選択しました。